8/03/2014

3D CGI: 個体発生は系統発生を繰返す

世の中に存在しているものをに二分してみます

1. 系統発生を繰返し個体発生にいたるもの
2. 系統発生を経ずに個体発生にいたるもの

当然、このクライテリアに馴染まないものもあります。


哺乳類個体発生が、端的な1の例です。
形態学上の視点から胚は単細胞からはじまり、胎児の時代は鰓等が確認でき、進化の筋道をトレースしているようにみえます。

2の例はwalkman。カセットwalkmanをインキュベータで培養させて現行のフラッシュメモリwalkmanが発生する訳ではありませんから。



話は替わります。

年初から、前世紀に作成した古生代生物3D dataのrefine作業をしてます。
具体的障壁は切り分けて特定してますが、どうもモチベーションが上がらずsolutionに取り組みを避けていました。

具体例:
口器の修正を試みたが長期間pendingになっているAnomalocaris。多数の歯から構成される口器のリンクをMetasequoiaで行うべきか思案中。


他に現在のMetasequoia 3.1.6を継続使用するか迷っているせいもあります。



その最中、偶発的に興味深いwebsite2つに遭遇。

Deiphon。
「世界の三葉虫」という本の表紙で昔からその存在は知っていましたが、当時はその他の画像が極端に少なく再構成には資料不足で制作をpassしてました。
その後でもその立体形状はどうにも把握し難い三葉虫です。

そのDeiphonを粘土で制作した方がおられて、それで漠然としたDeiphonがimageが明確になり作成してみました。この粘土modelは非常に参考になりました(ムッシュ id:citariusに感謝申し上げます)。
簡単な方法ですが、形状の具体化に有効です。


前作Philonix sp.の仕掛品15年以上前ですので、今世紀の三葉虫第1作となります。
ModelingはMetasequoia 3.1.6。

cycle rendering image。これもさる方のwebsiteをみて、Blenderを使ってみる気になりましたので。

進捗度60%。Proportionのfineーtune、歩脚が未完成。
hypostomaはついていますがこのアングルでは意味がありませんね。



trilobitesは仕掛品を含め6+1種類を制作しています。
実はすべてこの第1作modelのmodify。
参考という意味ではなく、vertexを移動したり増やしして変形させたものです。

Dicranurus、Philonix等すべてこのモデルのvertexが遺伝子のように引き継がれています。
modeling上非常にたちの悪いcodeを内包していたのが後に解りましたが。



いまみるとtrilobiteには違いないが、特定modelもなくどのような作成意図なのか不明ですが、どうもアノマロカリスの餌としての使用が目的だったようです。

Spline modelerで制作したようで、この程度のdetailがmacromedia Extreme 3Dの限界だったようです。


単に餌 Baitとして作製した三葉虫ですのでこんな程度でやめたのでしょう。





仕掛品のPhilonix。
明らかに不足する形状があります、













勿論このtrilobiteも第1作のvertexの遺伝子を継承してますが、どうもよろしくない遺伝情報も引き継いでいるようです。

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