html再履修: SVG カタツムリはカミソリの刃の上を這い進む

ppm という単位があります。百万分率。
マイクロ（μ）と同じく百万分の1 、10^-6。

残留農薬や水道水中残留基準値等に使われますが、百率％と比べると馴染みがありません
消費税8%をppmで表すと、80000ppmになり、若干インパクトが違って聞こえます。

さらに小さい単位にはppb、10億分率があります。ナノ（n）、10-9。
最も卑近なところでは環境中のダイオキシン類の基準値程度です。
まあ日常滅多にお目にかからない単位です。

10億単位のものといえば地球上の人口は60億程度らいしいようです。
さらにインターネット利用人口は24億程度のようです。
まあどこの誰のどのような方法による推定値か知りません。

そこで本Blogの平均的visitor 数が平均10-20名程度。
つまり全世界のインターネット利用人口の4-10ppbの方が訪問して頂けることになります。
実にありがたいことです、真摯にこの度の御訪問御閲覧には感謝申し上げます。

という背景のもと忌憚なく、且つ何ら外連味なく、興味あることのみに集約することを再認識した次第です。


Free ware Inkscape 0.484
Inkscape export file compatibility

Output Format	File size	Google Chrome	Expression Design	Illustrator 9	Expression 3.3β
Inkscape SVG	46k	Good	適用外	適用外	適用外
Plane SVG	41k	Good	適用外	適用外	適用外
Inkscape SVGZ	11k	Good	適用外	適用外	適用外
Plane SVGZ	10k	Good	適用外	適用外	適用外
PS level3	898k	適用外	NG	NG	適用外
EPS level3	898k	適用外	NG	NG	NG
Emf	22k	適用外	Fillが一部欠落	NG	Fillが一部欠落
optimized SVG	21k	Good	適用外	適用外	適用外
xaml	53k	適用外	NG	NG	適用外
PDF	109k	Good	適用外	Fillが一部欠落	適用外

Illustrator 9 export files compatibility

Output Format	File size	Google Chrome	Expression Design	Inkscape 0.484	Expression 3.3β
AI 9	524k	適用外	Good	Good	Good
SVG	78k	NG IE9は可	適用外	Good	適用外
SVGZ	31k	NG IE9は可	適用外	Good	適用外
EPS level3	411k	適用外	Good	NG	NG
emf	49k	適用外	Good	上下逆転	Good
WMF	42k	適用外	Good	Good	NG
SWF	21k	Good	適用外	適用外	適用外
PDF	523k	Good	適用外	Good	適用外

Abandon WARE Microsoft Expression Design 4, export file compatibility

Output Format	Google Chrome	Illustrator 9	Inkscape 0.484	Expression 3.3β
SVG	Good	適用外	Good	適用外
Xaml sl3	適用外	適用外	Fillが 一部欠落	適用外
Xaml sl4	適用外	NG	NG	適用外
Xaml wpf	適用外	NG	NG	適用外
PDF	Good	Good	Good	適用外

Microsoft Expression 3.3β export file compatibility

Output Format	Google Chrome	Illustrator 9	Inkscape 0.484	Expression 3.3β
format XPR	適用外	適用外	適用外	Good
AI 9	適用外	Good	Good	Good
swf	Good	適用外	適用外	適用外
EPS	適用外	Good	Good	Good
PDF	Good	Good	Good	適用外

どのような方法が簡単確実にSVG dataを作成できるか考察します。

別にSVGが素晴らしいと主張してはいません。現状はweb上でfishing deviceの説明図程度しか用途がありません。

かつVector graphics自体特段の必要性を感じませんから。


Adobe Illustrator9

Best solutionは、最新のAdobe Illustratorの導入。
Illustrator 9では、時代的にSVG 1.0規格でexportするためか、chromeで読み込めないようです。
勿論InkscapeでSVG1.1?にconvertすれば問題なし。
個人的には、SVG作成のためにいまさら最新Adobe Illustratorの導入する気は無い。



Inkscapeでデータ制作してのSVG出力

まずdesktop applicationでは近年稀にみるresponseの遅さが問題。描画速度がとにかく遅い。
Core i7ではなくXeon Dual cpu搭載specのPCで扱えばそれなりのresponseになるかもしれません。
なおInkscapeで制作したデータの互換性がよくない。つまり他のVector graphics applicationでのデータの使い回しが殆ど期待できない。


但し個人的には操作系にも馴染み、auto trace機能だけでも十分使えます。
なお殆どfreezeすることは無く、カタツムリの蠕動運動のように確実に作業は進みます。


Microsoft Expression 3.3βとMicrosoft Expression Design 4,
Expression 3.3β、昔Meta creationかFractal design?から市販されていたapplication。
当時Vector graphics applicationとしてAdobe Illustrator、Macromedia Freehandが先行し多少方向性を違うこれがあった記憶があります。その後Microsoftに買収され名称が変わったようです。十数年振りに名前をききました。大幅機能限定されExpression Design 4,になったようです。

従ってExpression Design 4,前身であるAbandon ware X3.3βのfileを読み込むことは予想されたとおり。
Expression Design 4を使ってみれば、上記背景からAbandon ware X3.3βは比較的操作系に馴染むかもしれません。両者ともresponseは快適。
個人的にはこの両者を使ってSVGを作成する予定。
Inkscapeはauto trace機能だけ使用。Fillのカラーもpick upしてくれるので。

ちなみに、
画面データをcopy and pasteすれば上記のapplication間でデータ移動は可能。
但しfill 適用したgradient情報等は欠落します。

そういえばfishing rodとreelがなかったので作ってみました。
RodはTailwalk Hugwarを記憶だけでFreehandで描いてみましたが、改めて実物を眺めるとかなり違います。
おそらく記憶にあったのは一番下のガイドの形状だけだったようです。
Reelはオートトレース、滝平次郎の切絵風に仕上がりました。
SVG dataはhomepageのどこかに置いておきます。

魅力的な規格であるSVG、私のような個人webでは何ら問題は感じません。

ところがSVGは、web上に劣化しない再利用可能なソースデータそのものを晒すことになります。
これは解像度を制限することで再利用に制限のかかるbitmap dataとは異なります。


立ち位置によりますが、この点に懸念を示す方もおられるとおもいます。