9/03/2016

3D CGI: Linux mint KDE とLogicoolG300 と GTX750TiとDual Moniter

OSを再インストールすることにした。

理由は、
1. 何かの拍子に、どこかの設定を触ってしまい元に戻せない点が複数認められ、
初期設定に戻したい
2. 気分転換
3. 余剰パーツを組み込んでみたい
4. 再インストール前提で、若干リスキーな実験をしたい。

現在のPC環境

LINUX Mint KDE 17.3
Core i3 3220 + B75chipset MB
8 G  memory
GTX 750Ti 2G + dual monitor (HDMI+DVI接続)
Logicool G300 game-mouse

blenderでmodeling、cycles renderingすることを主たる用途にしたPCですが、まあそんなにperformance に不満はありません。


PC環境の評価

これではあまりに努力不足なので、より客観性のある評価そしてみる。
まずrendering performance。まあcyclesしか使わないのでBMW dataのbenchmark。
3分15秒。このPC specでは妥当な結果。

これで終われば考察が足りない。GPU renderingの負荷を知りたいとういうことで調べると
nvidia-smi -l とのcommandでGPU負荷が分かるらしい。


 このBMW data、loadしただけでこのようにVramを消費するらしい。    
+-----------------------------------------------------------------------------+
| NVIDIA-SMI 361.45.18              Driver Version: 361.45.18                 |
|-------------------------------+----------------------+----------------------+
| GPU  Name        Persistence-M| Bus-Id        Disp.A | Volatile Uncorr. ECC |
| Fan  Temp  Perf  Pwr:Usage/Cap|         Memory-Usage | GPU-Util  Compute M. |
|===============================+======================+======================|
|   0  GeForce GTX 750 Ti  Off  | 0000:01:00.0      On |                  N/A |
| 30%   47C    P0     2W /  38W |    313MiB /  2047MiB |      0%      Default |

+-------------------------------+----------------------+----------------------+

ついで作成dataのVram消費を調べた。

この程度のシーンで1.1G。
無駄にtextureを使っているが、想定外にVramを消費している。
自分の使い方程度でもVram 2G程度は必要なようです。
ちなみに起動直後のvram消費は130M程度。

本来なら、Vramを2G以上消費するデータでは正常にcycles renderingどうなるか
検証すべきですが、その点、詰めが甘い懸賞であることは看過ねがいます。



実験1. intel HD とNvidiaを組み合わせてdual monitorにする

dual monitorを構成する場合、Nvidia単独で構成するかNvidiaとCPU内蔵Intel HD両方を使うとの2種類の選択が考えられます。
そこでMBのbiosから内蔵Intel HDを有効化して後者の構成を試みます。

結果としては、どうしても内蔵Intel HD接続monitorがactivateしません。
あとから分かったことですが、この時点ではdriver managerにIntel HDのdriverが表示されません。現状では認識しないということで再installをすることに。


準備 Blender設定のbackup

OS再インストールの際、困るのがBlenderのtheme 設定fileの在り処。
key-configurationはexportできるがtheme fileのexport optionは無く、困ってました。

ごく最近、
/home/USER_NAME/.config/blender/2.77/scripts/presets/interface_theme/
にあることが分かりました。addon関係の設定fileもこの近傍らしい。今後の再インストールは楽になりそう。




実験2. 再度intel HD とNvidiaでdual monitor

LINUX Mint KDE 17.1を再インストールすると、Intel HD側もあっさり認識。
BIOSのgraphics priorityをintel優先にしないとダメみたい。
driver managerにIntel HDのdriverも表示されています。おそらくこれで正常。

ところがdual monitorを構成できたが、新たな問題が発生。
Nvidia接続モニタがintel側モニタを含めた仮想desktopになってます(3200x1080)。
しかも仮想desktopを解除する設定がみつけられない。
単純なdual monitorを期待していたが、defaultでこれは困る。
なお起動直後でもvramが280Mほど既に消費。

まあとりあえずこのまま使うことにする。



実験3. Mint KDE 18に変更し再度dual monitorを試みる

LINUX Mint KDE 18 betaが公開されているのでインストールしてみる。

状況はLINUX Mint KDE 17.1と同じ。
相変わらず仮想desktopを解除する設定がみつけられない。

さらに面倒なことにどうもLINUX Mint KDE 18のベースがubuntu16.04に変更されたようでそれに対応するcudaが必要になるが、なんやらNvidiaにdeveloper登録しないとdownloaddできないようだ。

ほとんど改善点はないし、結果からいうとcycles performnceは低下。詳細は後に述べることにする。


実験4. 本来の目的はcycles performanceの比較

本来の目的はnvidia単独のdual-monitor構成とintel HD併用ではもしかしてcycles rendering ferformanceが違うかも?と思ったから。

LINUX Mint KDE 18 betaが公開されているのでインストールしてみる。

残念ながら状況はLINUX Mint KDE 17.1-3と全く同じ。



本来の目的はdual-monitor構成によりcycles rendering performanceに違いがあるか。

実験で確認した結果を列記する。


1.  LINUX Mint KDE 17.3、Core i3 3220 、8 G  memory、
GTX 750Ti 2G + dual monitor (HDMI+DVI接続)

BMW cycles rendering time   3 min 15-16 sec


2.  LINUX Mint KDE 17.3、Core i3 3220 、8 G  memory、
dual monitor  GTX 750Ti 2G (HDMI) + Intel HD (DVI)

BMW cycles rendering time   3 min 15-16 sec



3  LINUX Mint KDE 17.3、Core i3 3220 →i5 3550、8 G →12G memory、
dual monitor  GTX 750Ti 2G (HDMI) + Intel HD (DVI)

BMW cycles rendering time   3 min 15-16 sec




4  LINUX Mint KDE 18 、Core i5 3550、12G memory、
dual monitor  GTX 750Ti 2G (HDMI) + Intel HD (DVI)

BMW cycles rendering time   4 min 17 sec





5  LINUX Mint KDE 18 、Core i5 3550、12G memory、
dual monitor  GTX 750Ti 2G (HDMI) + Intel HD (DVI)
Blender 2.77→2.78RC1

BMW cycles rendering time   4 min 40-45 sec


若干残念な気がする結果です。
現在、数値的にはとても残念な5の環境で使用してますが、案外に気になりません。
いずれupdateで解決するでしょうね。


蛇足

最近drug状態を認識しなくなったLogicool G300マウス。
別にomuron製microswitchの故障ではなく、マウスshellの接触面の摩耗の問題。
適当なシールもしくはテープ貼付で復活します。




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